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第一次産業〜第三次産業・産業区分を知る

転職をする上で、そして仕事人としても、日本・世界の産業について知っておくことは重要です。仕事は単体で存在するものではなく、人が生活をする上で必要であったり欲しいと思われるもの(物質やサービス)を作り出す活動(産業)の中に仕事が生まれるからです。

産業をグローバルに見ることで自分がこれまでやってきた仕事や今後従事する仕事の役割、ポジションを知ることができ、自分の仕事が誰のためにどのような役割を果たしているのかを知ることもできます。

また、今の仕事から違う仕事にシフトするときも、現在人材が必要とされている分野、人材不足の仕事を知ることにもなり、将来を見据えた転職が可能となります。
自身の仕事の価値を知ることで、迷いのない仕事を見つけることもできるでしょう。

産業区分

産業は大きく分けて3つに分類されています。

第一次産業

農業・林業・水産業のことで、直接自然から資源を採取する産業です。生命を維持するもっとも重要な産業であり、第一次産業の恩恵を受けていない人はいません。残念ながら、日本では第一次産業を仕事に選ぶ人が減っており、今後の食料受給率も心配されています。第一次産業に従事する人は、人の生命を維持して下さっていると言えます。

第二次産業

鉱工業・製造業・建設業などが該当します。自然から採取した資源を加工し、人の生活を物質的に豊かにしてくれるものを作り出しています。技術も日々進化し、時代と共に高度な製品が作られています。19世紀の第二次産業に従事する工場労働者の多くが青い作業服を着ていたことから、ブルーカラーと呼ばれることがあります。
第二次産業に従事する人は、人が文化的な生活を送るために必要な(物質としての)モノを作り出して下さっています。

第三次産業

目に見えないサービスや情報などの生産を行う分野です。金融、保険、卸売り、小売、サービス業、情報通信業など、人の生活がより便利になり、心身共に健康で豊かな生活を営める環境を作り出しています。第三次産業に従事する人の多くが、白いカッターシャツを着ていたために、ホワイトカラーと呼ばれます。
第三次産業に従事する人は人の心身の健康を守り、効率よく生活できる環境を作り出してくれています。

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産業で見る日本の人材の流れ

現代日本は、工業化時代の産業を維持しつつ、世界的な情報化社会の流れに乗りはじめました。戦後の各産業の就業人口は、第一次産業から第二次産業、さらに第三次産業へ移動しています。

第一次産業は人が生きる上で不可欠な「食料」を生み出すものであるにもかかわらず、従事する人は労働人口の1割に満たず、GDP(国内総生産)のシェアも数パーセントです。労働力が必要な割には金銭的な実入りが割に合わず、また年を取ってからの就業が不安で第一次産業に従事する人が減っています。

それでも、命を育む第一次産業を維持するため、工業や人材を活かし、体力を必要としない効率の良い農業なども研究されており、若い人達による利益の上がる第一次産業も生まれています。

第二次産業は、労働人口、GDPの生産シェアで3~4割を占めています。第二次産業は工業、製造、建設に関するものですが、仕事の内容としては第三次産業に似た仕事(事務的なもの、機器の管理業務、プログラムなどの情報管理)もあります。第二次産業の中でも、人材は直接ものを作る人(ブルーカラー)から、第三次産業に似た仕事に従事する人が増えています。

機械メーカーなどでは作業ロボットがモノをつくり、人はロボットの動作を監視するなどを行います。また、第二次産業でも営業や事務部門に従事する人が増えました。

第三次産業はでは、情報通信技術が発展したことで、これまでのサービスの様相が一転しました。金融、販売など、多くの分野でIT技術を取り入れて、実際に人が足を運ぶことなくサービスを受けられる仕組が提供されています。この流れは今後も加速し、金融業の人がお金を扱うのではなく、情報の上での数字を扱うなど、同じ業種の中で仕事の内容が変化することが見込まれます。

転職する上で知っておくべきこと

これからは産業や業界の枠を超えて、パソコンやスマホ、オフィスコンピュータなどの通信機器を扱う能力が必要とされ、情報を扱う技術が求められます。IT技術とモノやサービスの融合により、私達の生活はより便利で豊かなものとなります。

一方で、人と人が接する必要がある公共性のある仕事(医療や福祉、教育など)は、効率が悪くとも失くすことは出来ず、金銭的なメリットだけを求めない分野に従事する人も必要となります。
第三次産業だけで人は生きられず、最も重要な「食」にかかわる農業を情報技術の力支える技術も研究・開発されています。
第一次産業があってこその命であることを忘れず、すべての必要とされる仕事を重要と考え、尊重することが大切です。